Mac mini M4を3週間使って分かった、Appleが言わない3つの真実

## 「最強コスパ」の罠にハマる前に知っておきたいこと

Mac mini M4が発表されたとき、正直「やっとAppleも現実的な価格設定にしたか」と思った。メモリ16GBで10万円台、これまでのApple税を考えれば破格だ。

でも3週間使ってみて気づいたのは、この「コスパ最強」という謳い文句の裏に隠された、Appleらしい巧妙な戦略があるということ。

購入前の私みたいに「ついにAppleが良心的になった!」と舞い上がっている人には、ちょっと冷静になってもらいたい。

## 実際のパフォーマンスは期待値の8割

ベンチマークスコアは確かにすごい。Geekbench 6でシングルコア3800、マルチコア15000という数字は、同価格帯のWindows機を完全に置き去りにしている。

ただし、これは理論値の話。実際に4K動画編集をしてみると、書き出し速度はM3 Macbook Proと比べて体感で2〜3割遅い。理由は明らかで、熱処理の限界だ。

あの小さな筐体に高性能チップを詰め込んだ結果、sustained performanceは思ったより伸びない。15分以上の重い処理だと、明らかにパワーダウンを感じる場面が何度かあった。

Final Cut Proで20分の4K動画を書き出すのに、最初の5分は爆速だが、後半は明らかにもたつく。これがM4 Mac miniの現実だ。

## 周辺機器代で結局20万円コース

「本体10万円台」という価格に騙されてはいけない。Mac miniは完全に素っ裸で売られている。

モニター、キーボード、マウス、Webカメラ、スピーカー。全部別売りだ。そこそこのセットアップにしようと思ったら、追加で10万円は軽く飛ぶ。

私の場合、27インチ4Kモニターで5万円、Magic KeyboardとMagic Mouseで3万円、Webカメラとスピーカーで2万円。気がついたら総額20万円を超えていた。

最初から「20万円のデスクトップPC」として考えていれば納得できるが、「10万円台のお得なMac」という認識で買うと確実に予算オーバーになる。

## それでも買う価値はあるのか?

正直に言うと、ある。特にiPhoneユーザーなら、その連携の快適さは他では味わえない。AirDropの速度、ユニバーサルクリップボード、iCloudの同期速度。これらは確実にWindowsを上回る。

ただし「コスパ最強」という言葉に踊らされて買うべきではない。Mac miniは「小さくて静かで、そこそこ速いMac」であって、「安くて最強のPC」ではないのだから。

購入を検討している人は、総予算20万円で計算してみてほしい。それでも納得できるなら、きっと満足できるはずだ。

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