Meta Quest 3を3ヶ月使って分かった「買うべき人・買わない方がいい人」の境界線

正直に言うと、Meta Quest 3は「VR初心者には重すぎる」というのが3ヶ月使った率直な感想だ。

発売から半年、SNSでは「革命的」だの「未来を変える」だのと絶賛の嵐。でも実際に74,800円払って使い倒した結果、この製品には明確な「向き不向き」がある。

購入を検討しているなら、まずはこの現実を知っておくべきだろう。

## 重量512gの壁は想像以上に高い

装着して最初の10分は確かに感動する。4K解像度のパススルー映像は本当にクリアで、現実世界にゲームキャラクターが立っているような錯覚に陥る。

しかし問題は30分後だ。

首と肩にじわじわと疲労が蓄積されていく。前モデルのQuest 2から約100g重くなった512gという重量は、実際に頭に乗せてみると想像以上の負担になる。1時間のゲームプレイ後、首を左右に振ると明らかに違和感がある。

「慣れれば大丈夫」という意見もあるが、3ヶ月経った今でも1時間が限界だ。VRChatで友人と話していても、気がつくと首を支える手が勝手に出ている。

## アプリの選択肢が思ったより狭い

Meta Quest 3専用の高品質アプリは確かに素晴らしい。特に「Asgard’s Wrath 2」の没入感は圧倒的で、8時間ぶっ続けでプレイしたくなる完成度だ。

ただし、そんなアプリは片手で数えられる程度しかない。

大半のアプリはQuest 2時代からの移植版で、Quest 3の性能を活かしきれていない。74,800円という価格を考えると、「これだけ?」という物足りなさは否定できない。

PCVRとして使う場合も、安定したWi-Fi 6環境が必須。我が家のルーターでは遅延が気になって、結局有線接続に戻すことが多い。無線の自由度というメリットが半減してしまう。

## 買うべき人の条件は意外とシビア

3ヶ月使って分かったのは、Meta Quest 3を本当に楽しめるのは以下の条件を満たす人だけということ。

まず、週に最低3時間はVRに時間を割ける人。月1〜2回程度の使用頻度なら、正直コスパが悪すぎる。次に、首や肩に持病がない人。512gの重量に耐えられる体力は必須条件だ。

そして最も重要なのが、Meta社の今後のアップデートを信じられる人かどうか。現時点でのコンテンツ不足は明らかで、将来への投資という側面が強い。

逆に言えば、これらの条件に当てはまらない人は素直にQuest 2の中古を狙うか、もう少し待った方がいい。

VR業界の未来は確実に明るいが、その入り口がMeta Quest 3である必要はない。あなたの使用スタイルと正直に向き合ってから、財布の紐を緩めても遅くはないはずだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました