## 15,000円の扇風機に何を期待していたのか
正直に言おう。ダイソンハンディファンを買った理由は「ダイソンだから」という謎のブランド信仰だった。
羽根なし扇風機で有名なダイソンが作るハンディファンなら、きっと他とは違うはず。そう思って15,000円を躊躇なく出した1ヶ月前の自分を殴りたい。
結論から言うと、これは「ダイソンブランド代8,000円」を上乗せした普通のハンディファンだ。
## 風量は確かに強いが、それだけ
確かに風量はすごい。最大にすると髪が乱れるレベルで、この点は文句なし。3段階調整も細かくて使いやすい。
でも、それって3,000円のハンディファンでも実現できる機能なんですよね。実際、家にあった無名メーカーのハンディファンと風量を比べてみたら、体感でほとんど変わらなかった。
むしろ連続使用時間は無名メーカーの方が長い。ダイソンは強風で約2時間、弱風で6時間。一方、3,000円のやつは弱風で8時間もつ。
## 重さとデザインの微妙なバランス
持った瞬間「あ、重い」と思った。公式スペックでは350gだが、実際に持ち続けるとかなりしんどい。通勤で20分握り続けていたら、手首が疲れて途中で鞄に仕舞った。
デザインはさすがダイソン。スタイリッシュで所有欲は満たされる。でも機能性を考えると、もう少し軽くして欲しかった。結局、見た目の良さと実用性のバランスが取れていない印象。
## 本当に必要なのは「涼しさ」ではなく「満足感」
使っていて気づいたのは、この商品を買う人の多くが求めているのは純粋な涼しさではないということ。
「ダイソンを持っている」という満足感、周りから「おしゃれだね」と言われる承認欲求。そこに15,000円の価値を見出せるなら買いだ。
ただし、純粋に「暑いから涼みたい」という目的なら、同じ予算で複数の安いハンディファンを買って使い分ける方が絶対に快適。職場用、外出用、車用と分けられるし、バッテリー切れの心配もない。
ダイソンハンディファンは「機能的に優れた扇風機」ではなく「ダイソンブランドが付いた扇風機」だった。それでも欲しいかどうか、冷静に判断してから買うことをおすすめしたい。

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